「心と体は繋がっている」
これでよく聞く言葉ですよね？

でもこの言葉の意味をしっかりと考えた事ってありますか？

具体的にどんな時に心と体は繋がっているってあなたは感じますか？

例えば、暗闇で目の前に何かが飛び出てきたら、心はびっくりして緊張したり恐怖を感じたりします。同時に体もびっくりして後ろに飛んで逃げたり、胸がドキドキしたりします。

例えば、YouTube で格闘技の動画を見ている時、自分が実際に戦って いるわけでもないのに、とても緊張するし、体がこわばっているのを感じたりします。それこそ心臓がバクバクし手に汗を握ったりします。

例えば、映画で感動的なシーンを見ると、気分が高まり、心が震えて、目からは涙が溢れたりします。

こんな体験をすると、心で感じた変化が、体に変化を起こしていると感じることができます。

例えばあなたも、大勢の前でスピーチをしなければいけない様な時、そのことを考えただけで、みるみる緊張して足が震えた経験はありませんか？心の緊張が、体の震えとなって現れたりもします。

それこそ、音楽発表会などでは、体が震えすぎて、楽器が演奏できないのではないかと思ったりもします。

マイクを持って大勢の人前で話さなければならない時も、手が震えすぎて、見てる人に手が震えるのが分かっちゃうんじゃないかと心配に成ったりもします。

逆に身体が心に影響を与えることもあります。

例えば深呼吸。心臓がドキドキしていても深呼吸をすることで心が落ち着いたりします。

例えば、食事。美味しい食事をお腹いっぱい食べると、お腹が膨らむだけではなく、心も幸せな気分になりますよね。

例えば、適度な運動。ジョギングをしたりして、体を動かして適度な汗をかくと、モヤモヤしていた気分がスッキリします。

このように、心と体は密接に関係しています。

一方の変化がもう一方にも変化を及ぼします。

しかし最近のライフスタイルの影響で、心と体のシステムの不一致が起こるようになってきています。

例えば、体が疲れたと感じているのに、「この仕事をやらなくちゃ」と考えてしまい、体が休むことを求めているのにそれを拒絶してしまいます。

例えば、眠たいと感じているのに、「約束の時間だから出かけなくちゃ」と考えて、体が求めていることと違う行動を選択してしまっています。

これは本来の、心と体はひとつのシステムというルール に違反しています。

現代人は、体の声を素直に受け止めず、無理をする傾向が強いです。

体が教えてくれているサインを無視して、頑張ろうとしてしまいがちです。

でも、体の声を無視し過ぎると病気や強い痛みとなって、自分自身が後々苦しむことになります。

体のサインは、私たちの健康的な生活を守るためのサインです。

残念ながら、体は言葉を話せません。

何らかの異常を体の変化を通して教えてくれます。

なので、体が「休め」サインを出した際は、少し手を休めて、体を労わって休めてあげるとが大切です。

周りの他人の意見を意識し過ぎて、体を壊してしまったら元も子もありません。

体が教えてくれる初期の SOS を見逃してしまうと、病気や癌などの大病になってから後悔することになります。

思考は自分に嘘をつきますが、体は自分に嘘をつきません。

もっと自分の体の声を大切にしましょう。

体が不健康になれば、心も不健康になります。

体が弱くなれば、 それに伴って心も弱くなります。

もっと自分の体からのサインに敏感になりましょう。

心も体も連動する1つのシステムです。

毎日の人生を豊かに過ごすためにも、心も体も健康にする為に心掛けましょう。

心も体も健康第一です。