あなたを天才にするNLPの前提（3/13）

【相手から受け取った反応があなたのコミュニケーションの成果である】

相手が自分の言うことを理解してくれない時あなたはどう考えますか？

「なんでわからないんだろう？」

「ちゃんと聞いていなかったんだろうか？」

「理解する能力がないんだろうか？」

というふうに私たちは思いがちです。

しかし NLP ではこのように考えず、「相手の反応が、自分のコミュニケーションの作り出した成果である」と考えます。

自分がどういう意図であったとしても、今の自分の伝え方だと、相手の反応はこういう結果になる、ということなのです。

自分の思いや工夫とは無関係に、相手とのコミュニケーションがうまくいかないということはよくあることです。

相手が部下であったりパートナーであったり友人であったりと色々な場合が考えられます。

相手が誰であれ、うまくコミュニケーションが取れない時、相手を批判するのではなく、自分のコミュニケーションの取り方を改善しようと考えるのがNLPです。

例えば、相手が子供だった場合を想像してみてください。

相手が子供の場合は大人と話すように離したりはしないでしょう。

子供にわかりやすいように簡単な言葉を使って、自分の伝えたいことが子どもに伝わるように工夫をするのではないでしょうか？

初めてやった子供であれば、相手に怖がられないように目線の高さを合わせたり、表情も笑いながら優しく話しかけるのではないでしょうか？

しかし、相手が大人で、自分の部下となった場合はどうでしょう。

子供に対してのように、相手にわかりやすい簡単な言葉を使ったり、相手の気持ちを考えて優しい表情をしたりするでしょうか？

パートナーの場合はどうでしょうか？

相手の気持ちなど考えずに、一方的に強い口調で言葉を発したりしていないでしょうか？

大切なのは、相手の地図を意識して相手の地図の中で自分のコミュニケーションがどのように受け止められているのかを考えながら話すことが大切なのです。

このように、相手との関わり方を変えれば、相手の反応が変わってくるのです。

普段相手が大人の場合、相手が誤って理解していると相手のせいにしがちですが、実は、相手に誤解されるような不十分な説明を自分がしているということなのです。

なので、相手が誤解している場合には、相手がわかるように説明を工夫してみることが大切です。

ここで相手が誤解しているということに対して、相手が悪いとか自分が悪いとか、善悪で考える方がいますが、どちらが悪いかというような評価をすることが重要ではありません。

大切なのは、より理解してもらえるような工夫が必要だという点です。

前提１【人は自分の地図に反応しているのであって、現実そのものに反応しているわけではない】

前提２【他者の地図を尊重する】

で解説したように、人はそれぞれ自分の経験を通した色眼鏡屋地図を使って反応しています。

違うことを責めるのではなく、相手を尊重し、理解するためにコミュニケーションをすることが重要なのです。

NLPでは、コミュニケーションで得られる結果を相手のせいにするのではなく、相手の振る舞いを生み出している自分の振る舞いを帰るという考え方に基づいています。

相手を変えることよりも、自分を変えることの方が簡単だからです。

コミュニケーションを通してより良い関係性を築くためには、自分の言葉や振る舞いに対する相手の言葉や振る舞いを受け止め、より良いフィードバックを得るために説明の仕方や工夫が求められると考えます。

もしあなたが今まで相手に対し、「何回同じことを言わせるんだ」と言っていたとしたら、自分の説明が相手に同じ結果をさせていたと気づいてください。

あなたにとって大切なのは欲しい結果を得ることで、相手を批判することではないはずです。

あなたも NLP を学んで、より良いコミュニケーションを通して、より良い人間関係を構築していきましょう。