リソースってなに？

リソースとは資質、資源という意味で、目標の達成に役立つ全てのものをリソースと定義します。

NLPでは、全ての人は既に目標を達成するためのリソースを備えていると考えます 。

逆に一般的には、目標達成できない理由として自分自身にリソースが足りないと多くの人は考えがちです。

「お金がないから出来ない」

「時間がないから出来ない」

「資格がないから出来ない」

「技術がないから出来ない」

「経験が足りないから出来ない」

「勇気がないから出来ない」

などなど、自分には何かが足りないから目的を達成できないと主張します。

しかし、NLPでは、全ての人は既に目標を達成するためのリソースを備えていると考えます 。

NLP が定義するリソース（資源）は本当に様々です。

お金や時間、人はもちろん。知識や経験、技術、身体的能力や性格もリソース（資源）と考えます。

そして、NLPが考えるリソースとは、目標に至るために既に自分が持っているものだけではなく、友人などの人脈や、その友人の知識も含め、アクセスできる全てを意味します。

それ以外にも、人が自分では気づいていないリソースも持っています。自分では当たり前になりすぎてそれがリソースと気づけない場合もあるのです。

例えば、友人と話していて、 自分の経験が非常に有益な情報であることに気付かされた経験は誰にでもあるのではないでしょうか？

「えっ？そんなの当たり前でしょ？」

「そんなことに価値があるの？」

「誰でもやってることだよね？」

というように、自分自身では自分の能力の価値に気づけないものもあります。

「いやいや、それって凄いことだよ！」

「メチャクチャ価値ある！」

「そんなこと出来る人見たことない！」

なんて経験です。

それと、 リソースと言うと自分自身が持っているものという思い込みをしがちですが、 NLP ではもっと広い解釈をします。

例えば、自分以外の人間の知識や経験も大事なリソースと考えます。

ビジネスで考えた場合、一人でビジネスをやるよりも、チームでビジネスをやることの方が目的を早く達成することができます。

自分一人の知識や経験に限定する必要はないのです。

多くの人が自分の知識のみをリソースと考えがちですが、 NLP では目標を達成するために使うことのできるすべてのことをリソースと定義しています。

大切なのは目標を達成するために使えるものは何でもリソース（資源）として活用できる柔軟な考え方です。

ある意味、リソースは無限にあります。ただし多くの人は、そのリソースに気づかないのです。

例えば、良い経験だけがリソースというわけでもありません。

自分にとって辛い体験や失敗体験もリソースと考えることができます。

そもそもビジネスとは、クライアントの痛みを快楽に変えるサービスや商品の提供です。

そう考えた場合、あなたの失敗体験はビジネスのリソースと考えることができるのです。あなたが辛い体験をたくさん持っているのであれば、 現在その辛い体験をしている人にとっては非常に有益な情報になるわけです。

そもそも、結果が出せない人は、自分ができない理由を考えがちです。

要は自分にはリソースがないからと考えてしまうのです。

NLP は目的を達成するための優秀な心理学のツールです。

物事を限定する考え方ではなく、より柔軟に考える多くの前提を持っています。

あなたも、自分の目標を達成するするために、どんなリソースが必要か具体的に考えて見て下さい。

その際は、友人のアイデアというリソースも活用して下さい。